隠し砦の三悪人
The Hidden Fortress
あらすじ
戦に敗れた秋月家の武将・真壁六郎太は、雪姫と再興の資金を守りながら敵国を越える計画を立てる。偶然行動を共にする二人の農民を加え、一行は知恵と度胸を頼りに危険な旅へ出る。移動劇としての軽快さと大画面の活劇性を備えた時代劇。作品の背景と人物の選択を丁寧に描く。
こんな人におすすめ
古い映画独特の空気と、退屈しない痛快な冒険活劇を一緒に味わいたい夜におすすめです。139分でも次の展開をワクワク追える時代劇を探しているときに選びやすい一本です。
再生太郎の感想
『隠し砦の三悪人』は、本当に文句をつけるところがない面白い作品です。黒澤明監督の映画ですが、名作だから身構えて見るというより、最初から自然に興味を持ち続けられます。退屈せず、次に何が起こるのかワクワクしながら見られました。
面白さは物語だけではありません。画面に流れる、昔の映画独特の雰囲気そのものに引き込まれます。現代の技術で似た設定の映画を作っても、同じ空気にはならない気がします。何が決定的に違うのかを言葉にするのは難しいですが、1958年という時代だからこそ生まれた質感があります。
今ではまったく同じ形で作れないと思える雰囲気と、観客を退屈させない物語の勢い。その両方があるため、古い映画を見ているという距離を感じず、最後まで興味を持って楽しめます。
139分の作品ですが、長さを苦痛に感じませんでした。黒澤明監督の面白さと、昔の映画でしか味わえない空気を一緒に楽しめる一本です。本当に見て良かった、文句なしの5点です。
こんな気分・状況に
先に知っておくこと
- 戦闘、処刑・拷問を連想させる描写。
- 1958年の黒澤明監督映画。2008年の実写リメイク『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』とは別作品。