白鯨との闘い
In the Heart of the Sea
あらすじ
1819年、捕鯨船エセックス号の一等航海士オーウェンは、仲間と太平洋へ向かう。巨大な白鯨との遭遇で航海は一変し、海上で孤立した乗組員は生還のため、自然と自分たちの選択に向き合うことになる。『白鯨』誕生の着想となった海難事故を描く。登場人物それぞれの選択と関係の変化にも目を向ける。
こんな人におすすめ
海洋サバイバルへ深く入り込み、極限状況の緊張を味わいたい人に強く向きます。飢餓や死、厳しい選択を描くため、明るい気分を求める夜には不向きです。
再生太郎の感想
『白鯨との闘い』という題名は、見るまでまったく知りませんでした。前情報もほとんどなく、白鯨が出てくる話と聞いて、正直なところ退屈な映画かもしれないと思っていました。見る前の期待はかなり低かったです。
ところが、実際に見始めると、その予想はすぐに外れました。物語のスタートからずっと面白く、何となく見始めた作品へ一気に引き込まれました。期待していなかった分だけ驚きも大きく、こんなに面白い映画だったのかと本当にびっくりしました。
本作は、実在した捕鯨船エセックス号の海難事故を題材にした海洋サバイバル映画です。描かれる状況は過酷で、見ていて楽しい気分になれる内容ではありません。海難、飢え、死、そして極限状態での厳しい選択が続くため、気軽に明るい気持ちで見る種類の作品でもありません。
それでも、苦しい内容だから距離を置きたくなるのではなく、登場人物と海上で起きる出来事へ深く入り込むことができました。題名も知らず、まったく期待していなかった作品が、開始直後から最後まで目を離せない映画でした。重い題材が大丈夫な人なら、見て損はありません。文句なしの5点です。
こんな気分・状況に
先に知っておくこと
- 海難、負傷、飢餓、死と倫理的に厳しい選択の描写。
- ワーナー公式が示す2015年米国映画。