セブン・イヤーズ・イン・チベット
Seven Years in Tibet
あらすじ
1939年、登山家ハインリヒ・ハラーはヒマラヤ遠征中に戦争へ巻き込まれ、長い放浪の末にチベットへたどり着く。ラサで若きダライ・ラマと出会った彼は、異なる文化に触れながら自身の生き方を見つめ直していく。実在の人物の回想録をもとにした歴史ドラマ。
こんな人におすすめ
若い頃のブラッド・ピットと、チベットの文化に触れる穏やかな時間を味わいたい日に選びたい一本です。優しい空気だけでなく、戦争や拘束を背景に平和が続かない歴史の厳しさも残ります。
再生太郎の感想
『セブン・イヤーズ・イン・チベット』は、独特の雰囲気を持った映画です。物語の中には、優しく、ほのぼのとした空気が流れる時間があります。大きな事件だけを追うのではなく、その土地で過ごす時間そのものを味わえる作品です。
ずっとこの平和な空気が続けばいいと思います。しかし歴史の中で最後まで平和に暮らしていくことは難しく、物語も穏やかな時間だけでは終わりません。その変化があるからこそ、前半から中盤に感じた優しさが、さらに強く心へ残ります。
もうひとつの魅力は、若く、全盛期を思わせるかっこいい頃のブラッド・ピットを見られることです。彼の存在感を楽しみながら、当時のチベットの文化や暮らしに触れられます。異国を舞台にした映画を見るというより、異なる価値観や生き方を知っていく感覚があります。
本作は、実在の登山家ハインリヒ・ハラーの回想録をもとにした、脚色を含む映画です。ただそれを差し引いても、穏やかな交流と歴史の厳しさを同じ作品の中で感じられることが、忘れがたい魅力だと思います。優しい空気感、ブラッド・ピットの魅力、平和が続かない苦しさまで心に残る、5点の作品です。
こんな気分・状況に
先に知っておくこと
- 戦争、拘束、植民地支配を背景に含む。
- 1997年の映画版。実在のハインリヒ・ハラーの回想録に基づくが、映画的脚色を含む。