時計じかけのオレンジ

A Clockwork Orange

4(おすすめ度4)再生太郎のおすすめ度

あらすじ

近未来の英国で、若者アレックスは仲間と暴力的な夜を過ごしている。ある事件を機に彼は国家による矯正プログラムの対象となり、自由意志と社会統制をめぐる問題に直面する。アンソニー・バージェスの小説を原作にした、挑発的なディストピア映画。作品が置かれた時代や人物の関係にも目を向けたい。

不快さも含めて感情を揺さぶられ、自分の見方がどう変わるかを考える映画を求めるなら候補になる問題作です。強い暴力・性暴力・差別的言動があり、嫌な気持ちが残るため、家族との気軽な視聴には向きません。

再生太郎の感想

『時計じかけのオレンジ』は、題名だけでも知っている人が多い、映画史の中でも非常に有名で挑発的な作品です。スタンリー・キューブリック監督による、映像も人物も強烈で、普通の作品とは明らかに異なる一本でした。

冒頭は、正直に言えば受け付けませんでした。主人公たちの暴力性があまりにも強く、行動も考え方も異常に見えます。悪い人物たちがあまりにも悪すぎて、見ながら嫌な作品だと感じました。強い暴力や性暴力を含むため、この段階で見るのがつらくなる人もいると思います。

ただ、最後まで見ると、最初に抱いた嫌悪感だけでは終わりません。物語が進み、主人公を取り巻く状況が変化していく中で、私は途中でさまざまな感情にさせられました。単純に主人公へ共感できるということではありませんが、自分が何を不快に思い、どこで見方が揺れるのかまで考えさせられる映画です。

家族と一緒に気軽に見るような作品ではなく、良い気分で見られる映画でもありません。見終わったあとにも、嫌な感覚や居心地の悪さが残ります。その一方で、決してつまらない映画ではありません。不快さも含めて強く感情を動かされる、忘れにくい問題作でした。4点です。

こんな気分・状況に

  • キューブリック
  • ディストピア
  • 社会風刺
  • 犯罪
  • 近未来

先に知っておくこと

  • 非常に強い暴力、性暴力、差別的言動、心理的苦痛の描写あり。
  • 1971年キューブリック監督作。

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出典と確認日

確認日 2026-08-24