続・夕陽のガンマン/地獄の決斗
ドル3部作第3作Il buono, il brutto, il cattivo (The Good, the Bad and the Ugly)
あらすじ
南北戦争末期のアメリカ西部。金貨をめぐる情報を手にした流れ者ブロンディ、冷酷な殺し屋エンジェル・アイ、口の達者な盗賊トゥーコは、それぞれの思惑を抱えて荒野を進む。戦争の混乱と駆け引きが交錯する中、三人は互いを出し抜こうとする。レオーネの大規模な西部劇。作品が置かれた時代や人物の関係にも目を向けたい。
こんな人におすすめ
王道の西部劇で、俳優の演技や空気、忘れがたい場面の積み重ねをじっくり味わいたいなら候補に入ります。復元版177分で銃撃や処刑もあるため、時間と気持ちに余裕のある日にどうぞ。
再生太郎の感想
『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗』は、いわゆる『夕陽のガンマン』の流れにある西部劇です。ストーリーの骨格だけを見れば、非常にベタで、王道の作品だと思います。
しかし、物語がベタだから心に残らないわけではありません。この映画には、見終わった後まで残るものがあります。それが俳優の演技によるものなのか、作品全体の空気感によるものなのか、一つには絞れません。
俳優の演技と映画全体の空気感、そのほかにも作品を形作っている一つひとつの要素が重なっています。その結果として、特定の一場面だけではなく、作品の細部が少しずつ心に残っていきます。
新しい物語だから面白いのではなく、王道の物語を演技と空気感で忘れられない映画にしている作品です。ベタな西部劇を見ているはずなのに、見終わるといくつもの場面が残ります。おすすめ度は5点です。
こんな気分・状況に
先に知っておくこと
- 銃撃、戦闘、死傷、処刑を含む暴力描写あり。
- 「続・夕陽のガンマン/地獄の決斗」は1966年『The Good, the Bad and the Ugly』の邦題。1965年『For a Few Dollars More』とは別作品。